夫が数年前に亡くなってからは、一人暮らしへの不安に加え、夫の介護疲れもあってか、体調を崩すことがしばしばありました。40年以上、ボランティアの仕事に携わっていく中で、兵庫県ボランティア協会の会長職を任されていたこともあり、メンバーの人たちが心配をして様子を見に来てくれる日々を幾日か過ごしていました。しかし、他人に迷惑をかけるのは良くないとの思いから、これを機に入居を決めました。ボランティア関係で数多くの老人施設を見て来ましたが、こんなにゆったりとした豪華な住環境は見たことがありませんでした。私が選んだ居室近くにケアセンターやクリニックがあったことがここに決めた一番の理由です。今、安心して暮らしている中で、私にとっての一番の目標である第三歌集の上梓を夢に頑張っています。
一人暮らしをしていた2年ほど前、体調の悪い日が続き、それを心配した息子が、「一緒に暮らそう」と言ってくれました。しかし私は、長寿社会になっている現状、老老介護の悲劇はさけなければと思い老人ホームへの入居を決めました。ここでの毎日の楽しみの一つは、朝6時からの天然温泉にゆっくり入れることです。さっぱりとした気持ちで一日を始められることを本当に幸せに感じています。館内のジムでは、インストラクターの指導のもと加齢によって硬直化する関節や筋肉の柔軟性保持に努めております。仲間と声を掛け合い、時には励まし合いながら、自分の体調に合わせて無理なく、楽しく運動することを心掛けています。周辺環境も、道がきちんと整備され、坂のない安全な環境なので、天気のいい日に自転車で出かけると、風が心地よく心の広がりを実感させてくれます。